腸管免疫

< 登場人物 >
マクロ軍曹:マクロファージ
ヘルパー将軍:ヘルパーT細胞
癌太郎:がん細胞
マクロ軍曹 「ヘルパー将軍閣下、一緒に小腸に行きませんか? 乳酸菌をごちそうになろうと思いますが。」
ヘルパー将軍 「お前も働きすぎて疲れた顔をしとるな。つきあってやるか。」
‥‥小腸にて‥‥
マクロ将軍 「いつ喰っても乳酸菌はおいしいですね。 しかも不思議なパワーが湧いてきます。」
ヘルパー将軍 「乳酸菌はけなげな奴らじゃ、肉は決して食べず、炭水化物を食べて酸を出してくれる。この酸が悪玉のウェルシュ菌や奴らの作った有害物質を溶かしてくれる。それだけじゃないぞ。我々に強力に味方をしてくれるインターフェロンまでも増やしてくれる。足を向けて眠れんほど有難い奴じゃ。そんな乳酸菌を喰ってしまうお前もなかなか罪な奴じゃな。」
マクロ軍曹 「将軍。それは誤解です。ただ喰っておるのではありません。 乳酸菌のあのパワーを私が代表して頂いて、そのパワーを私だけでなく、リンパ球軍団の皆様にお伝えしているではありませんか。」
ヘルパー将軍 「そうじゃったな。すまん、すまん。ところでウェルッシュ菌どもの悪玉達は、ひどい体臭がするがあれは一体何じゃ?」
マクロ軍曹 「おならのもとですよ。インドール・フェノール・アンモニア・硫化水素。それにニトロソアミン。こんなものをばらまくので、癌太郎が30秒に1匹の割合で生まれてくるんです。我々の仕事を作ってくれる邪魔者です。本当に。」
ヘルパー将軍 「あの発癌性のニトロソアミンもか。 ウェルシュ菌どもは乳酸菌と違って肉が好きじゃ。 肉を分解し、合成保存料や着色料それに水道水の中の硝酸塩と結合させて出来上がる。それが恐ろしいニトロソアミンじゃ。」
マクロ軍曹 「将軍。そろそろ乳酸菌がムラムラと効いてきました。」
ヘルパー将軍 「そうじゃろう。そのガッツでもうひと仕事頼むぞ。」

