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トップページコラム− 数検査値に現れない隠れ甲状腺に要注意

甲状腺機能低下症 甲状腺機能亢進症の鍼灸治療

増えている甲状腺疾患

最近、甲状腺疾患で来院する患者さんが増えています。

甲状腺は喉にある内分泌器で、下垂体(女性ホルモン)と関わる大事な器官です。
したがって甲状腺疾患は女性が罹りやすい病気のひとつです。。


甲状腺の異常が起きる理由に遺伝的要素が挙げられますが、発病のきっかけはストレスやショックが関わることが多いようです。

ホルモンのネットワークは、円滑に生命活動を行えるように機能する大切なシステムです。


*福島原発の事故以来、関東、東北、北陸地方に住む人々は被曝の影響を避けられません。
それによる、精神的なストレスも加重され、甲状腺に影響を与えているように思います。


甲状腺疾患としての認識

前述したようにに甲状腺疾患は女性に多く、失恋や失業、肉親の死、事故に遭遇したなど、心の動揺の後や、妊娠中、出産後などにも発症するケースがあります。

しかしハッキリとした症状もなく、疲労が主であったり、やる気が出なかったり、なまけ病のような症状しか現れない場合も多く、なかなかそれと気づくことはできません。


現代医学の問題点

甲状腺の病気に限ったことではありませんが、
なんとなく体がすっきりしないからと病院で検査を受けても、数値の異常や腫瘍など目立った変化がなければ、現代医学はお手上げです。

仕方なくしばらくはそのまま生活することになります。

しかし、精神的不安をもったまま仕事や生活を続ければ、状態が次第に悪化していくことは当然考えられます。



私たち(当院の鍼灸師)は、検査によって異常が出ていなくても、所見や身体の反応から、明らかに「甲状腺の不調」であると思われる患者さんにお目にかかります。

検査値が異常に達しておらず、投薬が始まる以前に鍼灸治療が出来れば、治るのも当然早いし、病の進行も遅らせることが可能です。


最初は誰にでも当てはまるような症状

・様々なところ(鍼灸も含め、整体・カイロ・ヨガ・ストレッチなど)で治療や健康法を試したが、疲れが取れない。

・とにかくやる気が出ない(それによって焦り感やイライラを伴う場合もあり)

・仕事中も遊んでいるときも、すぐに休憩を取りたくなる。  座りたくなる。  とにかく横になりたい。


単純疲労を訴えて来院した方に、甲状腺の反応を見つけ、それに適した治療を施すとみごとに回復する例がたくさんあります。


病気の因果関係

私は、医療家対象の講義やセミナーで、

「病気というものが突然やってくるのではない。」

と教えています。


病気に至る前の段階が必ずあるので、それがとても重要です。

仮に診断されていてもあきらめることはありません。


病気は突然やってくるのではなく、それ以前に必ず原因があります。

原因があっての結果です。

病気が原因ではありません。

病気に至った原因を探すのです。



病というのは、あなたの身体が表現している症状のひとつひとつ、検査による数値の偏りのひとつひとつを総合したものを言うのであって、病気という「実体」はないのです。


理由がわかればそれを改善する

身体に負担のかからない、理想的な生活を続ける限り病気は起こりません。

文句(症状)の言いようがありません。

いままで特別なことが起きていなかった身体に病気が発生したなら、日々の生活の中で、何か間違っていたということです。

ですから、病気を改善するためには過去の誤った生活習慣を見直さない限り、改善されません。

運よく改善されても一時的です。

甲状腺疾患治療は、機能亢進症であれ、機能低下症であれ、もともと備わっている自然治癒のジャマをしている要素を取り除いていくことです。

こうして悪い要素をひとつひとつ排除していくと、身体に備わっている自然治癒力が機能する余裕が生まれます。



甲状腺疾患には鍼灸治療がとても効果があると、WHO(世界保健機関)も認めています。
また、欧米では多くの論文が発表されています。




甲状腺のホルモン異常による婦人科疾患

「不妊のことは言えずにいましたが、おかげさまで妊娠しました。」とよく言われます。

これは甲状腺と下垂体のバランスが良くなるように治療を行っているからです。



調子が悪ければ身体には必ず異常がある。

理由なく疲れやすい、いつも体調が優れない、慢性疲労は甲状腺ホルモンの不調を疑います。


これといって身体の異常の認められない不妊症の場合には、甲状腺疾患が隠れていることがあります。
これは検査しても異常が出ません。


また、産後の抑うつ状態も、原因はホルモンの異常によることが多いです。


妊娠中、出産前後、そして育児と、女性はとてもデリケートな状況が続きます。

些細な刺激(ストレス)にも過敏に反応しやすい時期であり、ホルモンのバランスに影響します。


妊娠・出産期ではなくても、精神的ショックや不安、不満、怒りといった情動が、内分泌系、すなわちホルモン系に悪い影響を与えてしまうことがあります。


また、不妊症、月経不順が、甲状腺機能不全によることも多くなっています。


「甲状腺疾患は大きく三つに分けられます。

・甲状腺ホルモンが多い状態(バセドウ病など)

・甲状腺ホルモンが少ない状態(橋本病など)

・甲状腺におできができた状態(良性,、悪性)



教科書に書かれている甲状腺疾患の原因

外傷性、強いストレス、ショック。
 …副腎機能に影響する

化学的要因
 …酸欠、下垂体障害(ホルモンバランス)
  抗うつに対する薬物療法
  減量のための薬物療法
  ハーブや科学的興奮剤(酒、アルコール)
  経口避妊薬、リチウム(抗うつ剤)など


「そのほか遺伝的な要因」
思春期における精神・身体的不安定
甲状腺の異常による症状はたくさんあり、ま他の疾患と混同しやすい疾患です。


ベテランの鍼灸師・マッサージ師であれば、脈や首の様子、目の状態、身体挙動などからも甲状腺の異常を察知します。


鍼灸治療では

人迎というツボのあたりの病的な反応(圧痛・腫れ)を探し、この反応の消去を目標に処置(経絡・ツボ)を選びます。

この圧痛が片側にだけ出ている場合には、自律神経系の異常を疑います。


頸椎の下の方に出る圧痛や緊張が甲状腺の反応であることが多い様です。

注:これらはご自身では判断が出来ません。
  手を使うと、首の筋肉が緊張してしまうからです。

その他、様々な反応を総合的に診て治療戦略を立てていきます。

東洋医学では「気」が身体を動かしている、と考えています。

「気」の流れを良くし、心や感情、魂のレベルを調整しています。



甲状腺機能亢進症の治療例はこちら


甲状腺機能不全(機能低下症)の治療例はこちら


甲状腺機能亢進症の徴候と症状

短気になる、怒りっぽい、暑さに弱い、発汗増加、体重が減る、筋肉が弱くなる、不眠による極度の疲労、息切れ、高血圧、骨粗鬆症、脈が速い、不整脈、肝臓の病気、肝臓の腫れ、月経前症候群(PMS)、月経異常


甲状腺機能不全(甲状腺機能低下症)の徴候と症状

抑うつ、精力減退、心拍数低下&心拍出量低下、疲労眠気、眠気、嗄れた声、ニキビ、狭心症、動脈硬化、心筋梗塞、関節炎、白内障、月経前症候群、異常な生理、体重が減らない、産後の抑うつ症、精神的な脱力感と性欲の低下



鍼灸治療は、微細な刺激で生体の情報系システムを鼓舞させる作用があります。

刺激を微調整することで身体の持つ治癒力を高めていきます。



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