タコと魚の目(ウオノメ)をお灸でとる
痛いタコと魚の目(ウオノメ)

群馬県老神温泉郷の近くにある吹き割りの滝。ここの茶屋の看板に「タコ・魚の目取ってあげます。」と書いてあるのをご存じの方います?ていねいに言ってるけどちょっと高飛車じゃん、と思いつつ、いったいどうやって取るのだろうと興味津々。もし知っている方がいたらぜひ教えていただけないでしょうか?
さて、このコラムは群馬県まで行かなくても、お灸でやっかいなタコ、ウオノメを治してしまおうというコーナーです。
タコ、ウオノメは侮れない
治療をしてもなかなか治らない慢性の痛み、特に肩こりや腰痛、いわゆる運動器系の痛み。そして変わったところでは子宮内膜症、胃炎などの粘膜の疾患にも足の裏のタコが関係していることがあります(本当に)。 多くの方が大事にお持ちの足の裏のタコ、ウオノメ。見えない場所だからといって侮ってはいけません。
タコ、ウオノメが他の慢性疾患に影響?
タコ、ウオノメは歩くことが困難なほど痛んだり、皮膚が厚くなって表面の感覚がなくなったりします。痛い場合は立ったときや歩行時に痛みを避ける動作を繰り返します。痛くない場合でも、足裏の感覚が悪いので、足の接地が微妙にずれたり、その修正を無意識におこなうことなどで、姿勢が不自然になります。不自然な動作や姿勢を続けていくことは、筋肉やじん帯にコリや緊張を起こし、からだのゆがみや血行障害をまねきます。本来なら簡単に治るはずの症状が、タコ、ウオノメによって治りにくくなることがあるのです。

図中の赤と緑の場所は特にタコ、ウオノメのできやすいところです。慢性病の治療がなかなか効を奏さなかったり、違和感がいつまでも続くときには、お灸でタコ、ウオノメを治療してみる価値ありです。
緑のあたりにタコ、ウオノメがある場合は、胃腸症状を訴える方が多くいます。ここは下痢の特効穴があるが関連性は不明。
第一指横にできるタコ、ウオノメ。第一指に重心がかかりすぎているため、膝の内側の痛みがなかなか治らない。また、腰痛もおこしやすくなる。
小指の側面などにできるタコ、ウオノメは子宮内膜に関係することが多い。ちなみにここには逆子治療の特効穴である至陰というツボがあります。
タコ、ウオノメは皮膚科や足のケアサロンなどでいくら削ってもまた出てきます。痛い思いをして窒素で焼いても、時間が経てばまた戻ってしまいます。しかし、なぜかお灸でゆっくり焼いた物は完治します。何より自分で出来るのはありがたい。ご夫婦や親子のコミュニケーションツールにもなる。そう、ファッションにうるさい若いお嬢さんの足の裏、けっこうヒサンです。
【方法】
タコやウオノメの上を楊枝の頭の部分で押して、痛みを感じるところにお灸をします。押しても痛みを感じない方は、軽石や専用のヤスリでタコを少し削ってから試してみて下さい。
|
お灸は熱さを感じるまですえ続けます。頑固なタコ、ウオノメは熱さを感じるまでに100壮以上のお灸をすることもあります。範囲の広いタコは中心を囲むようにすえていきます。なかなか熱さを感じない場合はお灸を少し大きくしてみましょう。
|
お灸でひふ表面がこげ、黒くなったりしますが心配いりません。そのまま毎日続けて結構です。お灸をやめてしばらくすればもとに戻ります。
|

熱さを感じない方は感じるまで。はじめから熱さを感じる方は15壮から21壮(奇数)できる限り毎日おこないます。小さいものなら2〜3週間、大きいものでも根気よく続けていくときれいに取れます。
小学生くらいのお子さんであれば、紫雲膏を毎日塗っておくだけでタコやウオノメがきれいになることがあります。ぜひ試してみて下さい。
紫雲膏は漢方の万能軟膏です。自分でも作れますが、漢方薬局で手に入ります。
シミやイボをお灸で取る場合は技術を必要としますので、専門家にご相談下さい。